「出逢った事に感謝したくなる」が、きっと真ん中にある原点 (”日立マクセル「ずっとずっと。」”)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 08-03-2010

日立マクセル「ずっとずっと。」のTVCMシリーズを観ていると、
人と人とをつなぐために必要な、「真ん中にある原点」についてハッと感じ入ります。

日立マクセル「ずっとずっと。正調弥三郎節」篇


日立マクセル「ずっとずっと。奄美シマ唄」篇


日立マクセル「ずっとずっと。新留小学校」篇



「その広告と出逢った事へ、感謝したくなる。」

そんな出逢いが、企業と人とをつなぐには、どんな方法よりも強い結びつきを産むのだろうと、素直に思います。

あまり難しいふうへ考えてはいけませんね、という自戒をこめて。


雪国へ「太陽」をプレゼントするというアイデアのTVCM (Tropicana “Arctic Sun”)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 05-03-2010

すでに話題になっていますが、
「太陽」をプレゼントする、というトロピカーナの素晴らしく素敵なTVCMを。

Tropicana – Arctic Sun

Arctic Sun from Zacma on Vimeo.


冬場の雪国での、太陽が雲でおおい隠れてしまっていることによる、心の寂しさ、重苦しさ。
自分もひと時、雪国で暮らしていた事があるので、少しだけ分かります。
そして、春が来て、朝に太陽が照らされたときの嬉しさや清々しさも。

「太陽の大切さ、素晴らしさ」を改めて伝えたい。

トロピカーナが、トロピカーナとしてあり続けるために欠かせない「太陽」。
この感謝をメッセージとして人へ伝えるには、どうしたらよいか?

そこで「北極圏の街へ太陽をプレゼントする」という表現のジャンプに至った事が
素晴らしく素敵だと思います。


アイデアは、人を少しだけポジティブにすることができる。
笑顔を作り、気持ちや行動までも変えることができる。

そんな原点について改めて考えさせられる、素晴らしいTVCMだと思います。


Via : 広告大臣

愛からシートベルト着用を伝える啓蒙CM (Embrace Life)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 05-02-2010

メッセージ/表現、共に素晴らしいシートベルト着用の啓蒙CMです。

Embrace Life – always wear your seat belt


ネガティブな表現でショックを与えて着用を訴えるのではなく、
家族の愛で間接的に表現しているさまが、素晴らしく美しいと思います。


改めて思うのは、人って「愛」や「美しい」ストーリーの方が
長期的な記憶になりやすいのではないか、ということ。

TVCMを例にとっても、染み入ってくるような愛情のストーリーは、
恐怖訴求のようなショッキングなストーリーと比べて、
後々にふと思い出すことが多い気がしています。

これはなんとなくの感覚な話ではありましたが、
いずれにせよTVCMの広告表現は、自分のような、
ネットから、ぽっと広告の世界に入ってきた人間にとって、
・伝えるべきメッセージを絞り込む深い洞察
・根っこへ揺さぶりかけてくる感情表現への豊かさとこだわり方

などに、学ばないとならないことが本当に多くあると思っています。

手段も情報も豊富に出揃っている今だからこそ、
自分自身の胸に耳を傾けて、伝える内容を深めて行かないと、と思う素晴らしいCMです。

自動販売機を使って幸せを届ける、コカコーラのTVCM

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 16-01-2010

既に話題になっていますが、コカコーラのTVCMがとても素敵です。



自動販売機って、当たり前に毎日使っているけれど、
やっぱり子供の頃を思い出してみると、
沢山出てきたらいいなあとか、
100円がおつりの所にあってラッキーとか、
ダイドーの自販機で、アタリが出てガッツポーズとか、
色んなちょっとした幸せな夢が詰まっているんですよね。

接点という堅さを持ったワードに縛られず、
素直に自動販売機の持つ、詰まった夢を掘り起こして行く。
そして、幸せな光景を思い出させながら、寄り添うようにブランドを置く。

とても素敵な伝え方だと思います。

うさぎの影絵を使ったプロジェクション (U.S. Cellular “Shadow Puppets”)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, OOH, TVCM | Posted on 13-01-2010

誰もが知っている「うさぎの影絵」をモチーフに使った、
素敵なプロジェクション。



飛んだり、跳ねたりしながら、ビルからビルへと駆け巡っていくと、、、。
見る人の笑顔を誘う表現です。

誰が見ても分かって、
見終わった後、その人がほんの少しでも幸せな気分になる事ができる。

これってやっぱり一番大切なことなんじゃないかな、と思います。

と言いながらも一点だけ苦言を挙げるならば、、

作品としては素晴らしいですし、人を巻き込むという点でも素晴らしいのですが、
TVCMとしては、果たしてどうなのだろう?という疑問は少々。。

無印良品のTVCMへの向き合い方

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Marketing, TVCM, Web Site | Posted on 06-01-2010

2010年1月1日号の「宣伝会議」のトップインタビュー記事が
面白かったので、改めてブログでも。

無印良品が、2009年下半期からテレビCM放映を開始。
これまで積極的にマス広告を展開していなかった無印良品が、なぜ今テレビCMを打つのか。


というお題に対し、まずこういった根底の考え方が展開されています。



情報の洪水の中に暮らす生活者は、いかに無駄な情報に触れずに済むかを考えている。
購買行動についても、情報を吟味してから購入を決定するのではなく、
以前から知っているモノ、皆が買っているモノに一極集中する傾向がある。

自ら情報を発信しなければ、コアなお客さま以外にはどんどん忘れられてしまうのではないか。そんな危機感を持っていた。




特に、
以前から知っているモノ、皆が買っているモノへの「一極集中」
というワードに、ピンとくるものを感じました。

嗜好やスタイルでの多様化は、たしかに加速していると思います。
でも、というよりもだからこそ「皆」というキーワードと
その深層にある「自分を納得付ける理由と安心感」
「一極集中」を生むファクターであると思います。

このTVCMを打つ理由の考えがあったうえで
「では、TVCMをどう活用していくか?」の無印良品の考えが展開されるのですが、
それがさらに面白いです。

大きく分けると、2つの考え方で目論まれており、

1. 自分たちの精神を伝える手段のためのTVCM

「これでいいや」でなく「これでいい」という、「冷静な消費」の無印思想。
情報もモノも溢れる今だからこそ、この無印良品の考え方に共感してくれる人は増えるだろう。
だからその精神を伝えるために、あえてTVCMを使っていく、という位置づけです。

2. ワンソースマルチユース化のためのTVCM

流して終わりのTVCMを作るのではなく、
同一のコンテンツをパンフレットやWeb、交通広告、店舗内のPOPでも活用できることを前提とする。
それだけでなく、TVCMそのもののフォーマットも、商品を変える/増やす、に対応しやすいものにする。
という、徹底的なモジュール化+活用化の位置づけ。

メディアに対する、冷静な目線感じる考え方だと思います。

最終的なアウトプットを見た後で、その理由を考えたときに、
久しぶりにとても納得感を覚えました。

無印良品「その次があるバスタオル」


無印良品「足なり直角靴下」


MUJI rhythm
MUJI rhythm

年一回の素敵な映像プレゼント (ソラリアプラザ)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 29-11-2009

毎年、素晴らしいCMをこの季節に届けてくれる、ソラリアプラザ。
今年は「影」をモチーフに使った、最高に素敵な作品です。



使われるモチーフがいつも素敵なんですよね。そして最後の落とされ方が。
見ているだけで暖かく、やさしい気持ちにさせてくれる。

映像一つで、人の気持ちを、ここまで動かすことができる。たとえ低予算であったとしても。
届けようとする気持ちが全てなんだよな、と思います。

千の言葉を綴るより、こういった愛ある作品が毎年丁寧に届けられることは、
いろんな人を、いろんな意味で勇気づけていると思います。

これからも楽しみに待たせていただきます。

そして良いクリスマスを!

ソラリアプラザ 「雪道」編/「サーモグラフィー」編/「走るX」編

エレガンスは遠巻きに伝わってくる (”Audi” Intelligently Combined)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 16-09-2009

緻密さが持つ、美しさやエレガンスを伝えるには、いかにそのエッセンスを歪曲に伝えるか?が
肝だと思います。
それを象徴する、アウディが取ったTVCMの表現がこちら。



透明なキューブに納められたアウディのパーツが、規則正しく組み立てられていき、
全てのパーツが一つになった時、アウディが組み上がる、という表現です。

緻密さ、繊細さ、それが生み出すエレガンス。
こういった事を直接的に伝えようとすると、下品そのものな表現になります。
だから、丁寧に歪曲に伝えないと、伝わらない。
過去の事例で言えば、”HONDA”のこのCMが、類似手法として挙げられるでしょう。



個人的に、好きな表現の手法です。

すべてが紙の世界というCM (”World of Paper”)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, TVCM | Posted on 06-09-2009

思い切ったアイデアがユニークな、ノートメーカー “SCRIBE” のTVCM。
日常世界の全てが、「紙」で作られている、という発想のクリエイティブです。

SCRIBE MUNDO DE PAPEL from ladies on Vimeo.


ノートだけ違和感がないところが、いいですね。

「面白い」というだけでは、TVCMももはや成立しなくなってきている時代だとは思いますが、
発想のジャンプの仕方という点では、好きですし面白いと思います。

Via : designworks

ローカル性の映像表現 (”Alva Noto”, “NIKE ANYTIME”)

Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, PV, TVCM | Posted on 17-08-2009

カルチャーのローカル性に目を向けた、表現のアプローチ事例を2つほど。


まず一つ目は、海外から見た異国、日本の文化が持つ独自性。
「自動販売機」に目を向けた映像です。

unitxt short film / alva noto featuring text+voice


自販機の持つ、独特の不思議感。
これが日本っぽさへの興味感覚として、巧く表現されています。


次は、自国のユニークさを客観的に捕らえ、それを表現へと昇華しているTVCM。

NIKE ANYTIME


中国の持つこの感覚、まずイメージ的に分かりやすいと思います。
そして、そのカルチャーイメージを客観的に捕らえていているところに、思わずにやっとしてしまうクールさがあるのでしょう。


ローカルへ目を向けた表現は、客観性を持つと力を増しますね。
「外からはこう見えてるんじゃない?」とか「自分たちを、こう見ると多分面白い」といった、俯瞰した視線が面白さを産むのだと思います。