トロンプルイユ・ポートレート (jesús gonzález “1/2 portraits”)

金曜日, 10月 21st, 2011. Filed under: Advertising Art Inspiration

ベネズエラのアーティストjesús gonzález氏による、ポートレートにトロンプルイユ(だまし絵)の要素を加えた、面白い作品を。











被写体の正面写真と、側面写真とを裁断/組み合わせることで、高度ながらもシンプルなトリックアートとなっています。


こういった「不思議さ」を持ったコンセプトは、作品としてもまた情報としても、つい流通したくなる(広めたくなる)ところがポイントかと思います。

例えば、そのままコンセプトを転用すれば、FacebookやTwitterのアイコン画像に対し、制御/生成する変換プログラムが提供されるだけでも、一過性とは言えある程度ヒットする予感がします。
また、instagramなどで共有される事を想定した、iOSアプリなどでのアプリ配布なども同じように考える事が出来ます。


実際、「錯視」が持つ効用(つい目を凝らしてしまう/つい広めたくなる)を広告分野で活かす事自体は、特に映像ではよく利用される切り口でもあります。
例は多くありますが、最近ですと「7TV」のチャンネル・アイデンティティの映像などがそれでしょう。

7TV REBRANDING: Channel Idents from Greg Barth on Vimeo.


ただ、インタラクティブの領域では、再現するための制御の困難さからか、トロンプルイユを効果的に採用した作品はあまり見られない気もします。

一時流行っていた(いる?)、マウススクロールを利用したパララックス(視差)効果などは、もしかするとその一つに当たるかもしれませんが、それが「表現」へと向かってしまった途端、どうしても「一度きり」な「一発」感が拭えない気がする、とでも言いましょうか。

「複数回ユーザに利用される事」を念頭に置かないとならないWebサイトで用いるには、そもそも手法として適していない、とでも言いましょうか(逆に言えば、一回きりでOKなら有りだと思いますが)。


ただ「表現」への方向性でなく、先ほど挙げたようなロジックで制御する「ツール化」とくに「ソーシャルメディアへ目が向いたツール化」への方向性であれば、なんらかの切り口がありそうに思えます。


ともあれ、とても面白い作品です。

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