徹底的な恊働型ネーミングプロジェクト (Utenos “Friday”)
木曜日, 10月 13th, 2011. Filed under: Advertising Social Network

リトアニアのビールメーカー「Utenos」による、ユーザ恊働で行われた、その徹底的なネーミング開発&プロモーションを。
新たなフレーバーのビールを開発した「Utenos」。
そのプロモーションとして、「ネーミングをみんなにつけてもらおう」の方針で行なわれた試みです。
まず、商品を紹介するTVCMでは、商品名を隠すかたちで登場がなされました。
と、ここまでであればティザー的展開ではあるのですが、その後、
「ぜひ飲んでみて、この商品に見合う名前をみんなに考えてほしい」
と訴えかける流れへと展開。
そして「実際に商品名がない状態」で、テイストについてもオープンにされず、ラベルは「ネームがない状態で商品として出荷」。
Webサイト上では、飲んでみた後、その味に合うネーミングを考え、投稿できるフォームとそのレーティングが紹介される、という仕組みを合わせて用意。
さらに、雑誌や屋外メディアにおいても、ネームがない状態、またはネーム募集が想起されやすいよう「ペンで名前が書かれた状態」で展開する徹底さまで。
ネームがない商品は、その目新しさから即完売へと。
そして最終的に最も人気の高かった「Friday」でネーミングは決定され、正式に出荷という流れとなりました。
アイデアというだけであれば、確かに出やすい発想の類いだとは思います。
が、「本当にネームがない状態で」商品出荷までしてしまう事。
さらに、「本当にその状態で飲んでもらい」、「本当にふさわしいと思う名前を、ユーザから募り、決めてしまう」事。
ここまで徹底してアイデアを一貫させた、意思の強さと実行力にとかくリスペクトを覚えます。
そして、これほどまでユーザ恊働型のネーミングプロジェクトが徹底された事例は、過去になかったようにも思えます。
企画実行への徹底的さが持つ、伝達力/伝播力の強さ。
圧倒的にその実行に掛けられた力の強度を感じます。

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