「モノの動作」が持つ影響力 (Poietic Studio “The Tropism Well”)

月曜日, 9月 19th, 2011. Filed under: Design



過去、21_21 DESIGN SIGHTにて、山中俊治氏ディレクションによる「骨」展という、骨格とデザインとの関係性を提示する素晴らしい展示がありました。


その展示を思い出す、モノの動作がいかに人の意識や行動へ影響力を持っているか、が目のあたりにされるある作品を。

優雅でなめらかなカーブを描きながら、ゆったりと、そして「うやうやしさすら感じられる動き」で、コップ1杯分の水を注いでくれる装置です。


The Tropism Well from Poietic Studio on Vimeo.



ここで面白いのは、このモノが持つ「うやうやしさ」の動作に合わせて、人も装置に寄り添い、動作を合わして水を受け止めようとする人の行動の変容です。

「うやうやしい」動作をモノに模していく事で、変わる人の受け止め方。
この装置では、それ以外に、生命らしさを感じる「節」の存在も部分的にあるのかもしれません。


目の前にあるモノの「カタチ」と「動作」次第で、移入度合いも、態度すらも変化してしまう、自分たち人間の心のゆらぎ。
何か、言葉やビジュアルや映像よりも遥かに強い、人の行動を即する力を感じます。

つい、注いでくれた装置におじぎしてしまう女性も映っていましたが、その感覚、分かる気がしません?


「モノ」または「動き」が持っている影響力について。

Add your comment