ゲーム × 音楽による快感設計 (Isle of Tune)

日曜日, 5月 15th, 2011. Filed under: Interactive



ゲームが持つ「ハマる要因」の一つに、自分のアクションに対して、どんな小さな快楽がフィードバックとして仕込まれているか?という、設計意図があると思います。

例えばテトリスなら、空いた領域にスポんと落下物の形状を合わせ埋める行為。そしてそれが横一列に消去される時の小さな達成感。
これが小さな快楽となって、ゲーム行為を維持させる役割を果たしているわけですね。

多くの場合、やはり無意識な生理的快楽(バンバン打つ→大いに破壊される、バシバシ叩く→大いに相手が打ちのめされる、など)が仕込まれているケースが多いかと思います。
ある意味、人の欲求に対する、最もシンプルなフィードバックだからでしょう。

が、今回紹介するアプローチはこれまで盲点だった、「音楽」というフィードバックの快感設計が仕込まれた、Web/アプリゲームです。

Isle of Tune


一見すると、シムシティのような街作りゲームに見えます。
が、建てた家や街灯、木など一つ一つのアイテムが、「一つの音色」を構成しており、自動車を最後に走らせる事で、音楽が奏でられるという、街を創る行為に「音楽」を加算した「街作りミュージックゲーム」となっています。

こちらは近日公開予定のiPad版のデモ映像。
Isle of Tune iPad demo


この仕組みがもたらす変化の面白さは、これまで「いかにすごい街を創るか?」というベクトルへ向かっていた動機付けが、「いかにおもしろい音楽(の街)を創るか?」という全く違うモチベーションへと変わっていくところでしょう。

例えば、YouTube上にはこんなユーザ作品が上がっています。”Beat It” の街です。

Isle of Tune – Beat It


サイト上でのランキングでは、様々な有名曲を街で表した、壮大なる音の箱庭が連ねており、かなり見応えがあります。

音楽を創る+街を創る。
本来異なる行為を共に行わせる仕組みを与える事で、得られる自己満足のカタルシスをさらにより強くする。
面白い快楽設計です。

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