Oasis ‘Dig Out Your Soul’キャンペーンの「逆算発想」と「情報との出逢い方」

Cannes ‘09 の中で、自分が好きだったのが、”Titanium Lion” の “OASIS DIG OUT YOUR SOUL”。
この音楽プロモーションは、「情報との出逢い方」という点で、ヒントが多くある考え方だと改めて思います。

Oasis ‘Dig Out Your Soul’


OASISのニューアルバム「DIG OUT YOUR SOUL」の発売に合わせ、
オアシスがストリートミュージシャンたちに新曲を教えて、ストリートで曲を演奏する
という、「逆算の情報サイクル」を仕掛けたものです。


つまり、これまでは、
曲が発売される→PVが流れる→ライブをする→mp3が出回る
こんなサイクルを経ながら、
「最終的に」ストリートミュージシャン達によって演奏される、
という図式だったわけですが、それを「逆のアプローチ」にすることで
「情報との出逢い方」を新鮮なものにしているわけです。


もちろん、ストリートへのリスペクトという意味や、
予定調和を嫌う意味においても、オアシスのパーソナリティと一致している点もあるでしょう。

それ以外にも、YouTubeやFlickr、Google Mapの使い方も秀逸だったわけですが、
やはり「先行視聴」の意味合いを大きく変えた捉え方をしたところに
アイデアとしての素晴らしさがあると思いますし、学ぶことが多いと思います。



さて、なぜこのキャンペーンを今さら取り上げているか、というと
やっぱり「情報との出逢い方」ってすごく大事だな、と最近思うためです。

上手くは整理がまだ付いていませんが、情報が沢山あればある程、その得方も
ある種パターン化するようにも思えてきます。
ツールが情報との出逢い方を規定する、という一つの側面。
とくにTwitterを使っていると、よく感じます。

ならば、ソーシャルメディアへ注意を払う一方、
全く違う情報との出逢い方も探るべき、という気がしてなりません。

このオアシスのキャンペーンの考え方や、
オバマ大統領選挙戦のフロリダ州での、
「孫」をコミュニケーション・パートナーとして選ぶ考え方。


この辺には、多くのヒントが潜んでいる、と思います。