「時計」=突っ込み系クリエイティブの王道 (“scroll-clock”, “廃墟時計”)
火曜日, 12月 29th, 2009. Filed under: Inspiration
「時計」というオブジェクトは、その極限なまでのシンプルなルールと形態が故に、
「突っ込みやすい」という特性を持っていると思います。
言葉を変えれば、時計やカレンダーは、突っ込み系クリエイティブ素材の
王道とも言えるのではないでしょうか。
さまざまな作品がこれまでにも生み出されてきたと思いますが、
今日は2つほど面白いと思った時計のクリエイティブを。
scroll-clock

これは、「ブラウザのスクロールバー」を表現として使った時計。
スクロールバーが一秒ごとに切り替わる表現が、すごく気持ちいいです。
Webというメディアはブラウザ環境で、表現が変化する。
そのある種マイナスな特徴を、むしろプラスに転じた発想に、面白さがあると思います。
Webブラウザというメディアが持つ負の特徴を、ここまで確信犯として活用された作品は、
はじめて見るような気がします。
素晴らしいクリエイティブアイデアです。
そしてもう一つが、「廃墟時計」という素敵な名前のプロジェクト。
「廃墟に打ち捨てられた時計」の写真を、時刻にあわせてスライドショーして、ひとつの「時計」にする、というものです。
20個の止まった時計を集めてスライドショーにすれば、ひとつの「現役の時計」として蘇ることができる、というわけです。
動かなくったって、集めれば、時計として機能する。
すごくポジティブなアイデアだし、コンセプトそのものに力があると思います。
両者に言えることと思いますが、こういう負の要素を、プラスに転じる発想こそ、
アイデアの源泉と言えるのではないでしょうか。
とても刺激的なプロジェクトです。

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