IKEAの素晴らしいiPhoneアプリの活用法 (“IKEA Catalogue 2010 UK” & “IKEA Augmented Catalogue”)
IKEAの2つのiPhoneアプリへの取り組みは、
個人的に、最も素晴らしい企業事例ではないかと思っています。
まず一つ目が、”IKEA Catalogue 2010 UK”。
その名の通り、IKEA UKの400ページ近くあるカタログ全てを閲覧できるアプリです。
「そのまま」と言えば、「そのまま」です。
が、さくさくとインテリアを見て行く操作感や、拡大縮小、などiPhoneの持つ良さを
活かしている点もさることながら、電車の中や、ふとした空き時間に
「これだけのインテリアの量を」
「ぼんやりと見ているだけで、十分楽しい」
「そして所有への意欲が沸いてくる」
という、IKEAそのものの持つ価値の伝達が、ブラウジングされる状況に即して、
素晴らしくマッチングされている点に素晴らしさを感じます。
ここまで、企業の持つコンテンツ資産が、iPhoneアプリとして活かされている事例は、
正直見当たらない、とさえ言いたくなってしまうほどのジャストマッチな例だと思います。
『IKEA Catalogue 2010 UK(iTunesが起動します)』
そしてもう一つが、”IKEA Augmented Catalogue”。

こちらは、カタログに同封されたマーカーを、部屋内に配置し、
iPhone側でARとして家具を映し出す仕組みのアプリです。
実際にやってみたわけではないので、リアルな感想ではありませんが、
ここでの秀逸な点は2つ。
まず一つが、カタログというメディアを用いている点。
カタログをぱらぱらとめくっていれば、だんだんと「その気」にもなってきます。
その「その気」を吸収するために、カタログにマーカーを同封することで、そして
ARの手段によって、自分事化させようと試みている。
このコミュニケーションの取り方は、とても素敵だと思います。
そしてもう一つが、「マーカーは一つ」であるという点。
iPhoneアプリである理由は、それが携帯性に優れているからだけでなく、
アプリ側で家具をセレクトできる機能を持たせるためでもある、という訳で、
うなってしまう程、細やかなコミュニケーションの設計だと思います。
共に、一消費者として、日本語版も是非と期待したいアプリですし、
このIKEAの戦略的なiPhoneアプリの使い方は、今後プロモーションツールとして
いかに活用できるかを考える際、大いにヒントになると思います。
Via : DesignWorks
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