WEBメディアを作ってしまうというプロモーション発想/しかも徹底的に (daily vitamins)
もう3ヶ月程にも経っているプロジェクトではありますが、
伊藤ガビン氏編集長、そして「全力でヒマをつぶしにいきます」がコンセプトの「daily vitamins」。
daily vitamins

「vitamin water」をプロモーションするには、全く脈絡のない、
「デイリーポータルZ」が想起される程の、くだらなさ満載のメディアとなっています。
「vitamin water」のWEBコミュニケーション活動としては、
販促活動を伝えるWEB窓口として、Blogがきちんと機能していますし、
商品を伝えるためのブランドサイトも十分な要素は持っていると思います。
つまり必要な領域は、すでに十分ある、という状態です。
なのに、、このサイトがあらゆる面で最も創り込まれている、ように見えてきます。
しかもタグライン通り、「全力で」エンターテイメントの方向に。
スピードと効率性が特に優先され、かつ収益性が先ず求められる今のネットの世界で、
ここまで振切ったエンターテイメントの提供を仕掛けた人たち、そして意思決定者たちに、
ある意味すごくポジティブな未来を感じてしまいました。
実のところを言ってしまえば、
WEB広告の領域におけるタイアップ企画や、ブランデッドエンターテイメントの類いは、
自分はほとんど見なく、面白みも感じられなかったりします。
また、PV数を基準としたWEBメディアの広告収益モデルにも、どうにもドキドキする未来が
感じられなかったりしています。
しかしながら、デイリーポータルZは毎日のようにチェックしていますし、
このサイトの姿勢も同じ感覚で好きです。一生活者としての普通な感覚という意味で。
やはり、「面白い人たちによる、情報の編集/紹介」という観点は、
たとえ情報が多くなったとしても、いや、情報の流通が多くなればなるほど、
価値が高くなる傾向にあると思います。
だから、存在の価値はある。
その最も代表的なメディア例が「ほぼ日刊イトイ新聞」でしょう。
「ウェブはバカと暇人のもの」という言葉もありますが、
やはり人はエンターテイメントを求めます。
だからその道を純粋に選択し追求する事には、とても素敵な未来への
チャンスがあると自分は考えています。
自分たちをメディア化してしまう。
企業や商品/サービス自身の姿は隠れてしまってもいい。
まずは徹底的に面白い情報を提供することだけにフォーカスする。
これは「面白い/有用な情報に人は集まる」という、WEBの特性を活かした
コミュニケーション戦略として、極めて健全な選択肢だと思います。
情報が少ない中での推測部分が主ではありますが、
一商品のプロモーション活動で、ここまで本気に面白いWEBメディアを
提供しようとする試みは、初めて見たような気がします。
今後も注目です。

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