既知なプラットフォームを拡張現実として使う (“EDITORS” Google Street View London Hack)
これまでにも、「プラットフォームの特性を使ったクリエイション (Folder Type)」などで
取り上げてきた文脈上にあるものですが、今回は “Google Street View” を
音楽のプロモーションの仕掛けとした、ちょっと面白い試みの事例です。
EDITORS – In This Light And On This Evening – Google Street View London Hack / Mashup

イギリスのバンド “Editors” による、新曲 “In This Light and on This Evening” の
プロモーションサイトですが、アクセスすると、そこにあるのはGoogle Street Viewの世界。
画面右側には、曲が購入できるオーダーリンクがあり、
左側には、レーダーのようなものがあります。
そしてそのレーダーをたどり「探索行為」することでアーティスト達に逢える、という仕組みです。
が、ここで面白いのは、Google Street View を使った手法もそうですが、
それよりも、このサイト体験がいわゆる「拡張現実」の形になっている点です。
アーティストを発見するというゲーム性だけでなく、現実感を持っているんですね。
その拡張現実内で遭遇したアーティストに、妙に親近感を持ってしまう、という。
Google Street Viewは、特にARGに関していえば、親和性あるプラットフォームの
一つである事は間違いないと思いますが、
アーティストプロモーションのような「親近感を持って欲しいと思っているケース」にも
これは十分使える手法だと感じました。
一方、Google Street Viewを、企業の商品/サービスのプロモーションで使うことに
これまでぴんと来なかったのは、たとえゲーム性を持たせたとしても、
ストーリーが希薄であったり、そこに生な人が見えない点にあったような気がします。
とはいえ、この既知のプラットフォームを拡張現実の体験手段として使うことで、
親近感/没入感を与えて行く考え方、今後さらに加速していくのだろうと思います。
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