広告はいらない、コンテンツがあればいい (Milkquarious)
米国カリフォルニア州の牛乳協会のキャンペーンが、さらに突抜け度を増しています。
White Gold “Almost as Beautiful as Me”
始まりは、2008年の “Got Milk? White Gold” という、
牛乳を飲んだおかげで、ロックスター「White Gold」というキャラクターへと
変貌するコンテンツが事の発端。
White Gold rocker ad
今回そのスペシャルサイトでは、20分を超えるロックミュージカル調の、
ほんとしょうもないムービーが公開されています。
が、これが面白い。とかくくだらない、でも面白いのです。
よりミルクを飲んでもらおうというお題に、
「広告」という枠の中でなく、「コンテンツ」の面白さで人を巻き込み、勝負していく。
その過程には、並々ならぬ難関が待ち構えているはずですが、
純度を薄めずにここまで持って行けている。その事実に勇気づけられる気がします。
「面白い広告なら別にいいけど、そうでないなら嫌い。」
その「普通な感覚」に準じた企画だと思います。
「なんでロックスターなの?」
「なんでお父さんが犬で、お兄さんが黒人なの?」
そこにロジックなんて、もはやありえないわけですが、
面白い広告・素敵な広告を実現をして行く為に、必要なファクターとは
何があるのだろうと思ったりもします。
一つ言えるのは、多くの方々が指摘されている通り、
コンテンツ企画のプロフェッショナルが台頭する事だろうと思います。
そこには、テレビやラジオ、映画や映像の世界からの才能の流入が効果的かもしれません。
もちろんどのようにして、エンゲージメントを計測するか?という課題もあるでしょうが、
その前に、圧倒的に面白いコンテンツ事例を打ち立てることの効果の力の方が、
遥かに高いのではないか、とも思えます。
こういった強力なコンテンツ力を持つ事例は、さらに増えて欲しいと思っています。
一生活者としても、一作り手としても。
「一つだけ思ったのはね、ダウンロードできないモノを作ろうと思ったわけ。」
ー 矢沢永吉
