Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Web Site | Posted on 29-12-2009
「時計」というオブジェクトは、その極限なまでのシンプルなルールと形態が故に、
「突っ込みやすい」という特性を持っていると思います。
言葉を変えれば、時計やカレンダーは、突っ込み系クリエイティブ素材の
王道とも言えるのではないでしょうか。
さまざまな作品がこれまでにも生み出されてきたと思いますが、
今日は2つほど面白いと思った時計のクリエイティブを。
scroll-clock

これは、「ブラウザのスクロールバー」を表現として使った時計。
スクロールバーが一秒ごとに切り替わる表現が、すごく気持ちいいです。
Webというメディアはブラウザ環境で、表現が変化する。
そのある種マイナスな特徴を、むしろプラスに転じた発想に、面白さがあると思います。
Webブラウザというメディアが持つ負の特徴を、ここまで確信犯として活用された作品は、
はじめて見るような気がします。
素晴らしいクリエイティブアイデアです。
そしてもう一つが、「廃墟時計」という素敵な名前のプロジェクト。
「廃墟に打ち捨てられた時計」の写真を、時刻にあわせてスライドショーして、ひとつの「時計」にする、というものです。
20個の止まった時計を集めてスライドショーにすれば、ひとつの「現役の時計」として蘇ることができる、というわけです。
動かなくったって、集めれば、時計として機能する。
すごくポジティブなアイデアだし、コンセプトそのものに力があると思います。
両者に言えることと思いますが、こういう負の要素を、プラスに転じる発想こそ、
アイデアの源泉と言えるのではないでしょうか。
とても刺激的なプロジェクトです。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Marketing, Web Site | Posted on 28-12-2009
イスラエルから、非常にユニークなオンラインプロモーションを。
自分も目が悪いので、PCを前にする時にはメガネを常に掛けているのですが、
メガネを掛けない場合、タイプミスをすることが多くあるかと思います。
その「目が悪い人の場合、タイプミスをしてしまうこと」の状況をヒントに、
イスラエル内で人気のサイトをピックアップし、打ち間違えそうなドメインを購入。
そして、そのページ内で正しいアドレスを案内すると同時に、自社のメガネブランドの
割引クーポン券のダウンロードへ誘導するという、プロモーションを取っているのです。
これは素晴らしい着眼点。
思いも寄らぬところで、タイミングよく情報に出逢う。
そして、すっとその場で誘導をかける。
とてもクレバーな行動設計だと思います。
そしてなにより驚きなのは、このプロモーションで要した費用はたった500ドル(5万円程度)。
まさにインサイトに基づいた、知恵の施策。
こういった施策は非常に大好きです。
Via : mastercom
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration | Posted on 28-12-2009
何か新たな事をしようとした時に、不安になること。
誰しも抱えるその不安に対して、新しい考え方を紹介する、素晴らしいプレゼンテーションです。
※「Japanese」を選択すると、日本語字幕で見る事ができます。
ジョークをまじえながらも、作者の不安を語ったのち、
クリエイティビティに関する、「精霊=ジーニアス」の話に始まり、
最後には素晴らしく勇気が与えられるスピーチが展開されます。
やることをやるだけ。
気まぐれな精霊(ジーニアス)が、その努力にまれに奇跡を見せてくれることもあるかもしれない。
もちろんないかもしれない。
でも、やることをやるだけ。
ジーニアスがいると、気楽に信じていれば、ああ精霊は今回は忙しかったのね、と
少し、今の自分の不安と切り離される。
ユニークでありながらも、凄く自然で健全な考え方な気がします。
多くの人に見て欲しいと思う、素晴らしいスピーチ。
オレー!
Via : TED.com
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration | Posted on 21-12-2009
言葉で話せないことを、私は踊るだろう。
ダンスで踊れないことを、私は歌うだろう。
歌で歌えないことを、私はあなたに語りかけるだろう。
ー シディ・ラルビ・シェルカウイ
身体表現こそ、最も強いコミュニケーションだと思います。
身体を通じた「見立て」の表現から、観客は何かを感じ取る。人それぞれに。
それがダンサーと観客との会話になる。
ジャンルやテクニックだけで語ることは、最もナンセンスなこと。
そして新しい表現は、異質な組み合わせの中にいつもある。
チャレンジを繰り返し、無駄をそぎ落とし、自分へ問いかけながら、
表現を追求し続けるギエムの姿に、深く感動しました。
観終わった後、勇気がもらえ幸せな気持ちになれる、素晴らしい舞台。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Marketing, iPhone | Posted on 16-12-2009
IKEAの2つのiPhoneアプリへの取り組みは、
個人的に、最も素晴らしい企業事例ではないかと思っています。
まず一つ目が、”IKEA Catalogue 2010 UK”。
その名の通り、IKEA UKの400ページ近くあるカタログ全てを閲覧できるアプリです。
「そのまま」と言えば、「そのまま」です。
が、さくさくとインテリアを見て行く操作感や、拡大縮小、などiPhoneの持つ良さを
活かしている点もさることながら、電車の中や、ふとした空き時間に
「これだけのインテリアの量を」
「ぼんやりと見ているだけで、十分楽しい」
「そして所有への意欲が沸いてくる」
という、IKEAそのものの持つ価値の伝達が、ブラウジングされる状況に即して、
素晴らしくマッチングされている点に素晴らしさを感じます。
ここまで、企業の持つコンテンツ資産が、iPhoneアプリとして活かされている事例は、
正直見当たらない、とさえ言いたくなってしまうほどのジャストマッチな例だと思います。
『IKEA Catalogue 2010 UK(iTunesが起動します)』
そしてもう一つが、”IKEA Augmented Catalogue”。

こちらは、カタログに同封されたマーカーを、部屋内に配置し、
iPhone側でARとして家具を映し出す仕組みのアプリです。
実際にやってみたわけではないので、リアルな感想ではありませんが、
ここでの秀逸な点は2つ。
まず一つが、カタログというメディアを用いている点。
カタログをぱらぱらとめくっていれば、だんだんと「その気」にもなってきます。
その「その気」を吸収するために、カタログにマーカーを同封することで、そして
ARの手段によって、自分事化させようと試みている。
このコミュニケーションの取り方は、とても素敵だと思います。
そしてもう一つが、「マーカーは一つ」であるという点。
iPhoneアプリである理由は、それが携帯性に優れているからだけでなく、
アプリ側で家具をセレクトできる機能を持たせるためでもある、という訳で、
うなってしまう程、細やかなコミュニケーションの設計だと思います。
共に、一消費者として、日本語版も是非と期待したいアプリですし、
このIKEAの戦略的なiPhoneアプリの使い方は、今後プロモーションツールとして
いかに活用できるかを考える際、大いにヒントになると思います。
Via : DesignWorks
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, PV | Posted on 15-12-2009
Google Chromeのプロモーションムービーが非常に秀逸。
手作業に依った、きわめてアナログな手法にこだわり抜き、
とっつきやすさ/親しみやすさに、とかくフォーカスし尽くしています。
実体が見えにくいサービスは、まずはアナログに。
たとえや絵は、ふんだんに用いて、変化を付けながら説明をする。
分かりやすさや親しみやすさを生むための、基本作法が詰まったムービーと言えると思います。
学ぶことの多い、定期的に見返したくなる映像です。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Web Site | Posted on 15-12-2009
ディーゼルジャパンの2010年春夏プレビューコレクションサイトの
Webプロモーションの在り方がとても面白いです。
DIESEL “Rockin’ Dots”


「Rockin’ Dots」という、コレクションテーマに基づき、
WEBカム上で自分の顔を撮影すると、”ロック”と”ドット”をモチーフに、自分の顔が加工され
壁紙としてダウンロードできるインタラクティブな仕組みを提供しています。
「壁紙」という一見枯れたプロモーションツールを、
インタラクティブな仕掛けによって、自分ゴトへと深化させていく。
こういった知恵の使い方、とても素敵です。
コレクションテーマにきちんと沿っている点も、施策としてきれい。
こういう頭の使い方、もっとしていかないといけないな、と反省の意味も含めて、ポスト。
数字の形をした画像がランダムに表示され、時計を表す「だけ」のサイトです。
FABRICA

「数字の形に見えるもの」をただ時計で表す、というゆるいお題かつ、
それ「だけ」のサイトだからこそ、ユニークな画像が沢山溢れており、
見る側のインスピレーションが刺激されるものがあります。
あとは、この数字画像がユーザから投稿できるようになっている点。
ここにも、このサイトをさらに面白くしている理由があると思います。
ユーザ投稿という仕組みは、それこそ数えきれない程あるでしょうが、
「ユーザの持つアイデアが吸収できる場」としてのサイトは、数少ないのではないかと思います。
このサイトを見ていると、なんというかユーザのもつクリエイティビティへの信頼のようなもの、
あるいは「よい感じなゆるさ」のようなものが感じられてきます。
「ネットに放り込む感じ」と言えばよいのでしょうか。
「こんなの作ってみたけど、みんなどう?」というようなトーン。
「どんなものを期待し、投稿してもらうか?」
「そのためにどんな空気をつくるか?」
ユーザが関与してもらうことで、より面白くするにはどうあるべきか?
を考えるうえで、とても奥深いヒントが潜んだサイトだと思います。
ひどくシンプルなサイトだけに。
Posted by kUtsunomiya | Posted in Inspiration, Social Media, iPhone | Posted on 12-12-2009
iPhone + Twitter を賢く使った、リーバイスのバイラルキャンペーン。
その仕掛けはというと、
まず、街の中にいるリーバイスの仕掛け人が、Twitterアカウントで、今いる場所をツイートします。
それを見たユーザが、もしその場所にいる仕掛け人が見つけられたら、
合い言葉「Are those Levi’s ?」(それ、リーバイス?) と問うと、
仕掛人が今履いているリーバイスを脱いで、その場でその人へプレゼントするというものです。
リアルな「鬼ごっこ系企画」の仕掛けは、iPhone + Twitterの組み合わせで活用すると、
リアルタイム性が強まって、大いに盛り上がりそうに思えます。
ARGプレイでも大いに活かせる仕組みでしょう。面白いキャンペーンです。
Via : ニテンイチリュウ
Posted by kUtsunomiya | Posted in PV | Posted on 11-12-2009
素晴らしく美しい映像作品です。
微妙にずらし撮影したダンサーの踊りを、グリッドで刻み、トラッキングすることで
これまで観た事のない、空間表現となっています。
Atelic from duckeyejey on Vimeo.
ディレクターは、”Zero 7″のPVなども手がけている、
duckeye。
音楽とコンテンポラリー・ダンス、それに映像とが美しくマッチした作品だと思います。
素晴らしい。
関係ないけど、週末は、シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン・カンパニーの
「聖なる怪物たち」を観てきます。
久しぶりのギエムに、かなり期待。